2月の首都圏流通動向

東日本不動産流通機構（東日本レインズ）は3月10日、2月の首都圏流通動向をまとめました。成約件数は中古マンションは減少しました。一方、戸建て住宅は大幅増となり、2月としては90年5月の同機構発足以降、過去最高となりました。

首都圏の中古マンションの成約件数は3587件で、前年比マイナス4.3％となりました。
平米単価は同5.3％上昇し、10ヶ月連続、成約価格は同5.7％上昇し、9ヶ月連続で前年を上回りました。
成約件数を都県・区域別に見ると、東京都区部は1485件（同7.3％減）。多摩は339件で同14.8％減と二桁減となりました。神奈川県横浜市・川崎市は654件で同マイナス0.5％とほぼ横ばいでした。神奈川県他は245件で前年と同数でした。埼玉県は427件（同5.2％増）で1月に続いて前年を上回りました。千葉県は437件（同0.9％減）とほぼ横ばいでした。東京の減少が目立つ結果となりました。
平均成約価格は3775万円で同5.7％の上昇。1平米当たりの単価は57.67万円で同5.3％の上昇となりました。

中古戸建の成約件数は1363件で同22.8％の大幅増となり、8ヶ月連続で前年を上回りました。
都県・区域別では、東京都区部は238件で同4.8％増となり、5ヶ月連続で前年を上回りました。多摩は225件で同65.4％の大幅増となり、1月に続いて前年を上回りました。
神奈川県横浜市・川崎市は196件で同16.0％の二桁増となり、7ヶ月連続で前年を上回りました。神奈川県他は168件で同プラス35.5％の大幅増となり、5ヶ月連続で前年を上回りました。埼玉県は281件（同27.1％増）で、大幅増となり、7ヶ月連続で前年を上回りました。千葉県は255件（同9.4％増）となり、9ヶ月連続で前年を上回りました。全ての各都県・地域が前年比で増加となりました。
平均成約価格は3392万円（同6.5％上昇）となり、4ヶ月連続で前年を上回りました。前月比も3.8％上昇しました。
都県・区域別では、東京都区部は5913万円（前年比18.2％上昇）と二桁上昇となりました。多摩は3559万円（同3.4％上昇）で、1月に続いて前年を上回りました。神奈川県横浜市・川崎市は3911万円で、同マイナス2.3％となり3ヶ月ぶりに前年を下回りました。神奈川県他は2867万円と同9.1％プラスで、5ヶ月連続で前年を上回りました。埼玉県は2305万円と同12.4％の二桁上昇となり、3ヶ月連続で前年を上回りました。千葉県は2039万円で同0.3％下落し、ほぼ横ばいながら6ヶ月ぶりに前年を上回りました。