中古戸建ての8月価格動向

不動産ニュース
22.11.26

東京カンテイは9月8日、主要都市圏・主要都市別に木造の中古戸建て住宅の価格推移をまとめました。それによれば、首都圏直近8月の平均価格は3902万円（前月比8.1％上昇）と3ヶ月ぶりに反転上昇となりました。
都県別に見ると、東京都が6540万円（前月比8.3％上昇）と3ヶ月連続で強含んでおり、神奈川県が4083万円（同6.1％上昇）と3ヶ月ぶりに上昇に転じました。千葉県も2692万円（同7.0％上昇）となりました。一方、埼玉県は2704万円（同1.7％下落）とこちらは3ヶ月ぶりに落ち込みました。
首都圏は主要都市が相場を上げるけん引役です。東京23区は1憶917万円（同9.5％上昇）と4ヶ月連続で上昇し、5ヶ月ぶりに1億円の大台を超えました。都下は4411万円（同9.5％上昇）でした。横浜市は4678万円（同2.8％下落）となり、川崎市が4852万円（同16.1％上昇）と4ヶ月ぶりに急反転しました。相模原市は3265万円（同4.9％下落）となりました。千葉市でも2868万円（同1.5％下落）と2ヶ月連続で下げ、さいたま市も続落となり、3741万円（同2.3％下落）でした。

近畿圏の平均価格は、2793万円（前月比1.0％上昇）と4ヶ月連続で上がりました。府県別に見ると、大阪府が2991万円（同2.9％上昇）となり、3ヶ月ぶりに強含みました。兵庫県は2988万円（同15.6％上昇）と大幅な上げ幅を見せて4ヶ月ぶりに反転上昇となりました。
半面、京都府は3455万円（同15.8％下落）と大幅に下げています。同社では、築浅物件が増えると価格が下がるという古都京都ならではの特徴だとしています。
主要都市では、大阪市が5102万円（前月比13.4％上昇）となり、神戸市も3182万円（同16.7％上昇）と共に目を見張る上昇幅でした。一方、京都市は5010万円（同13.6％下落）と大幅に下げており、京町屋の流通が減少したことが大きいとします。堺市も3076万円（同0.8％下落）と3ヶ月連続で下落しました。

中部圏の平均は2394万円（前月比2.5％上昇）となり、愛知県が2999万円（同6.2％上昇）と反転しました。名古屋市は3873万円（同11.5％上昇）と二桁上げました。