三大都市圏・主要都市別、中古マンション価格

東京カンテイは8月24日、三大都市圏・主要都市別に中古マンション価格動向をまとめました。それによれば、直近7月の首都圏は4730万円（前月比0.5％上昇）と小幅ながら15ヶ月連続で上がりました。東京周辺がけん引しました。
都県別で見ると、東京都は6302万円（前月比0.1％下落）とほぼ横ばいながら20年6月以来の下落となりました。一方、神奈川県は3543万円（同1.4％上昇）となり、千葉県が2624万円（同2.1％上昇）と上昇が鮮明。埼玉県も2941万円（同0.3％上昇）となりました。
主要都市別に見ると、東京23区は6846万円（前月比0.1％上昇）とわずかだがプラスとなり、25ヶ月連続で上がっています。4月を境に上昇率は鈍化しつつあります。
東京23区の在庫数は6ヶ月ぶりに減少しました。価格改定シェアは3ヶ月ぶりに40％台まで拡大するなど、水面下での動きは一進一退です。
横浜市は3792万円（同1.2％上昇）、さいたま市は3750万円（同2.4％上昇）と続伸し、特にさいたま市は前年同月比との比較で2ヶ月続けて20％を超える上昇幅でした。千葉市は2291万円（同0.4％上昇）と8ヶ月ぶりにマイナスです。
都心6区（千代田・中央・港・新宿・文京・渋谷）は9811万円（前月比0.2％上昇）と10ヶ月連続でプラスでした。城北・城東エリアも引き続き上昇し、城南・城西は3ヶ月ぶりに弱含みました。
近畿圏の平均は2821万円（前月比1.1％上昇）と6ヶ月連続で上昇しました。大阪府は市中心部がけん引し、3064万円（同2.0％上昇）となり、5月の水準を上回りました。一方、兵庫県では2401万円（同0.7％下落）と5ヶ月ぶりに落ち込みましたが2400万円台をキープしました。
主要都市別に見ると、大阪市は3903万円（前月比2.5％上昇）となりました。半面、神戸市は2357万円（同0.9％下落）でした。大阪市中心6区（福島・西・天王寺・浪速・北・中央）は平均築年数が若返ったこともあり、5196万円（同3.9％上昇）と大幅に上がりました。
中部圏平均は2209万円（前月比0.9％上昇）でした。愛知県は2353万円（同1.0％上昇）と再びプラスに転じて5月に記録した年初来の最高値を上回りました。
主要都市を見ると、名古屋市が2708万円（前月比1.2％上昇）と強含みました。名古屋市中心3区（中・東・千種）は3563万円（同1.7％上昇）でした。