分譲マンション賃料動向
東京カンテイは1月17日、三大都市圏・主要都市別に分譲マンション賃料の動向を発表しました。それによれば、21年12月の首都圏の平均家賃は1平米当たり3303円(前月比0.1%下落)とほぼ横ばいで推移。同年10月以降の3300円台を維持しています。
都県別に見ると、東京都も前月比0.1%下落の3718円でした。千葉県は1759円(同1.3%下落)と4ヶ月ぶりに反落しました。一方、神奈川県は2410円(同1.0%上昇)となり、埼玉県も1804円(同2.2%上昇)と強含みました。
主要都市別で見ると、東京23区は3807円(前月比0.2%下落)となりました。築浅と築30年超では直近1年間の中で比較的低い水準でしたが、築11~20年と築21~30年は高水準で推移しています。横浜市は2569円(同1.7%上昇)と強含みました。さいたま市は2087円(同2.0%上昇)、千葉市は1731円(同1.4%下落)でした。
近畿圏では、主要エリアがそろって弱含んだことで平均1983円(前月比0.3%下落)と3ヶ月ぶりに落ち込みました。府県別では、大阪府が2171円(同0.1%下落)となりました。兵庫県も1692円(同0.4%下落)と4ヶ月ぶりに下落しました。
主要都市別に見ると、大阪市は2510円(前月比0.7%上昇)と5ヶ月ぶりに2500円台を回復しました。一方、神戸市は1784円(同0.2%下落)と4ヶ月ぶりに下げに転じました。
中部圏の平均賃料は1885円(前月比0.5%上昇)となり、愛知県では1915円(同0.3%上昇)といずれも2ヶ月連続で上がりました。中部圏の愛知が占める割合は94.3%と1年で4ポイント近く伸びました。主要都市を見ると、名古屋市が2024円(前月比0.4%上昇)と続伸しました。
また、21年年間の分譲賃料を見ると、首都圏は東京がけん引して1平米当たりの平均賃料が3270円と前年比6.1%と高い上昇率を示しました。過去2年間に東京の事例が拡大しているといいます。
東京23区を年間ベースで見ると、3731円と前年比1.9%上昇にとどまりましたが、これは築古事例が増加したことで上昇幅が鈍化しました。
近畿圏も引き続き上昇傾向が続き、年間平均は1972円(同1.9%上昇)でした。こちらも築古増を受けて大阪府と兵庫県の賃料水位は前年から下振れにシフトしました。
中部圏は愛知県がけん引し、年間平均1832円(同5.1%上昇)となりました。名古屋市内の事例数が増加し、中部圏平均を押し上げました。
ブログ:
皆の笑顔に我が笑顔あり
徳本 友一郎
- 所属会社:
- 株式会社スタイルシステム
- 所属会社のWEBSITE:
- http://www.style-system.net
- 保有資格:
- CFP(日本FP協会認定)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、 宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー
- 著書:
- 初めての不動産購入で失敗しない17のチェックポイント
おすすめ記事
-
24.09.23不動産ニュース
-
24.09.16不動産ニュース
-
24.09.09不動産ニュース
-
24.09.02不動産ニュース
-
24.08.26不動産ニュース
-
24.08.05不動産ニュース