Column

家・住宅購入コラム

おすすめのハウスメーカーは? “注文住宅”で失敗しないために知っておくべきこと

おすすめのハウスメーカーは? “注文住宅”で失敗しないために知っておくべきこと

人生において超ビッグイベントといわれる住宅の購入。こだわりの詰まった新居を目指すなら、注文住宅も候補に挙がることでしょう。

一方で、建売住宅や分譲住宅と注文住宅は、購入するにあたりどのような違いがあるのかを把握しておきたいところです。

今回の記事では、注文住宅で失敗しないための情報を紹介します。

注文住宅のおすすめハウスメーカー18選

注文住宅の購入は多額の費用がかかります。手抜きをして後悔したくはありませんし、軽率な判断で失敗するのも避けたいところ。

ハウスメーカー選びも慎重に進めるべきポイントです。まずは知名度の高いハウスメーカー各社の特徴18選をチェックしましょう。

アキュラホーム

特徴1 木造軸組工法
特徴2 アフターサポートが充実
特徴3 最先端テクノロジー

 
アキュラホームのこだわりポイントは「木造軸組工法」です。伝統的な建築技術ですが優れた耐震性・耐久性・耐熱性を実現する最先端テクノロジーも組み合わせています。完全自由設計で家族の理想的な住まいを具現化します。

旭化成 ヘーベルハウス

特徴1 重量鉄骨構造
特徴2 高い耐久性と耐震性
特徴3 アフターサービスが充実

 
旭化成が販売するへーベルハウスは、「ALCコンクリート・へーベル」を採用したロングライフ住宅として、19870年代から人気と実績を高めています。強靭な鉄骨躯体を用いた重鉄・システムラーメン構造で、自由度の高い設計が実現しています。

イトーピアホーム

特徴1 住宅展示場・広告宣伝費を抑え現場へ還元
特徴2 木造構造
特徴3 優れたデザイン性

 
イートピアホームの住宅は、在来工法や2×4(ツーバイフォー)工法を用いた木の家づくり。外観のデザインや間取りだけでなく、室内動線の快適性や内装の質感といった顧客の理想を実現する対応力が強みです。

木下工務店

特徴1 保証制度の充実
特徴2 高耐震性
特徴3 木造構造

 
経験と実績を積んだ職人を「キノシタ マイスタークラブ」と名づけ、顧客の要求を実現させる木下工務店。完全自由設計で強く温かみのある木の魅力を最大限に活かした、心地よい家づくりを掲げています。

スウェーデンハウス

特徴1 海外の良さを取り入れたデザイン
特徴2 高断熱・高気密
特徴3 無料定期検診システム(50年)

 
長期サポート体制による住まいフォローを行っているスウェーデンハウス。2015年から7年連続で、オリコン顧客満足度調査ハウスメーカー注文住宅部門の1位を獲得。2014年度は木製サッシ3層ガラス窓でグッドデザイン賞を受賞しています。

住友不動産

特徴1 高級感があるデザイン
特徴2 土地探しにも強いネットワーク
特徴3 優れた耐震性

 
既成概念にとらわれない斬新なデザインで人気を集めている住友不動産。注文住宅ながらオフィスビルや分譲マンションのデザイン、部材を採用しています。超高層ビルに用いてきた免震・制震・耐震建築も活かした技術も注目ポイントです。

住友林業

特徴1 充実の保証制度
特徴2 優れた断熱性
特徴3 木造構造

 
老舗大手不動産会社の住友林業。専門家や職人が、顧客が描く理想の住まいを実現します。設計で3DCGを使ったプレゼンテーションを行うため、顧客にとっても家づくりがイメージしやすいという工夫が施されています。

セキスイハイム

特徴1 アフターサポートの充実
特徴2 優れた空調システム
特徴3 太陽光発電のノウハウ

 
顧客への家づくり可視化が特徴的なセキスイハイム。公式サイトで人気の間取りやプラン、家づくりのヒントになるイメージ集を公開しています。リビングやテラスだけでなく時短動線も確認でき、理想の住宅ビジョンの参考情報が得られます。

積水ハウス

特徴1 保証制度の充実
特徴2 耐震性に優れた設計
特徴3 高い外壁性能

 
累計246万戸を超える実績を持つ積水ハウス。一級建築士などの専任スタッフが、豊富な実績とノウハウを基にコンサルティングします。敷地環境や気候風土、家族構成やライフスタイルを実現する自由設計が特徴です。

大成建設ハウジング

特徴1 壁式鉄筋コンクリート構造
特徴2 耐震性と耐風性の高さ
特徴3 優れた耐火性と止水性

 
コンクリートパネルを採用した鉄骨コンクリート住宅が特徴の大成建設ハウジング。頑強で火災に強いだけでなく、阪神淡路大震災では全半壊の被害がなかったことでも有名です。

ダイワハウス

特徴1 高断熱化設計
特徴2 冷暖房のコスト削減
特徴3 省エネと快適性

 
ダイワハウスが導入する責任施工体制は、着工から竣工まで徹底した施工管理が強みです。工法や規格、基準を遵守した一貫施工により、安定した品質の家づくりを実現。工期短縮も実現しています。

トヨタホーム

特徴1 鉄骨構造
特徴2 スマートハウス設計
特徴3 防犯設備

 
トヨタホームが掲げるのは「建てるときの安心。建てたあとも安心。トヨタグループの総合力で支え続ける安心」という3つの安心。車との連携やエネルギー対策など、トヨタグループの経験とノウハウを集めた家づくりが最大の魅力です。

パナソニックホームズ

特徴1 保証制度の充実
特徴2 3階建て住宅対応
特徴3 メンテナンス削減の外壁

 
住宅メーカーとして1世紀もの実績をもつパナソニックホームズ。豊富な経験と実績から、子育て世帯や共働き、二世帯などのライフスタイル、時代に沿ったフォローが特徴です。パナソニックホームズならではのIoT住宅技術も注目されています。

ミサワホーム

特徴1 長期間合保証制度
特徴2 スキップフロア・蔵設置対応
特徴3 高断熱・高気密設計

 
ミサワホームが掲げるビジョンは「家族・暮らし・環境・日本の心を育む」。高品質で資産価値の高い家づくりのため、柔軟な発想と住まいづくりの技術革新を重要視しています。

三井ホーム

特徴1 優れたデザイン性
特徴2 全館空調機能の導入
特徴3 高耐震設計

 
三井ホームでは、面積ではなく体積に着目するという独自の視点から、家の広さの基準を設定。自由度の高い設計で限りなく広いスペースを生み、全館空調システム「スマートブリーズ」を活用した最適な温度と湿度、新鮮な空気を感じられる住まいづくりを実現しています。

三菱地所ホーム

特徴1 高断熱・高気密のツーバイネクスト工法
特徴2 フルオーダーの自由設計
特徴3 独自ネットワークによる土地探し

 
多種多様なライフスタイルに対応できる柔軟さをもつ三菱地所ホーム。多くの実績で培ったノウハウを活かした企画設計注文住宅「SMART ORDER」が看板商品です。家づくりのプロにより厳選された仕様と設計が、効率化とコスパの良さを実現しています。

ヤマダホームズ

特徴1 豊富なラインナップ
特徴2 家具・家電までトータル装備
特徴3 保証期間延長可能(最大60年)

 
ヤマダホームズグループは創業70年、全国およそ17万棟の実績がある老舗ハウスメーカーです。全国各地に100以上の展示場があるため、実際に見て触れて家づくりをイメージできます。注文住宅に関する相談からアフターフォローまで徹底した対応力も注目ポイントです。

レスコハウス

特徴1 住宅設備機器延長保証(10年)
特徴2 35年無償メンテナンスサポート
特徴3 青空リビングやZ空調の導入

 
レスコアハウスは鉄筋コンクリート住宅におけるパイオニア的ハウスメーカーです。看板商品である注文住宅「CLUB FIT」は、バリエーション豊富な外観と多彩な空間提案が魅力の商品となっています。

ハウスメーカー選びに困ったらプロに相談

全国展開している大手または老舗のハウスメーカーを紹介しましたが、正直なところ数も多く特徴もさまざまです。1社ずつサイトをチェックしていくのも時間がかかるでしょう。

そこで、ハウスメーカー選びで困ったら、住まいのライフコンシェルジュに相談するのもおすすめです。

プロのアドバイザーが、注文住宅を検討している人の状況やイメージを丁寧にヒアリング。中立的な視点から、不動産購入や注文住宅のハウスメーカー選びに役立つ情報を提供しています。

無料相談から受け付けているので、住まいのライフコンシェルジュが家づくりにおいてどれくらい活用できるかもチェック可能です。

注文住宅の流れは? 6つのステップを解説

中古住宅の購入と違い、注文住宅は考えなければならないポイントがたくさんあります。間取りもゼロからの検討、外観やデザイン、動線も含め白紙の状態から家づくりをイメージしなければなりません。

ここでは、注文住宅を建てる際の工程を6つに分けて紹介します。

予算と間取りのイメージを決めよう

住宅の購入は注文・中古を問わず予算の決定が重要です。貯蓄からどれだけ出せるのか、住宅ローンや金利にくわえ、引っ越し費用も算出しなければなりません。

予算が決まったら、家族構成やライフスタイル、生活環境を考慮しながら間取りを考えましょう。

ハウスメーカーと土地探しをしよう

土地の選定は専門家の知識や情報網が必要です。ハウスメーカーや不動産会社へエリアや環境、広さなどの希望を伝えて土地探しをしましょう。

住宅注文の見積もりを確認しよう

大きな金額が動く注文住宅。見積もりを1社に限定しては比較ができません。予算内でどれだけの希望が叶えられるのか確認するためにも相見積もりが必要です。ただし、多すぎても比較が難しくなるので、3~4社ほどに絞りましょう。

住宅ローンの審査をしよう

住宅購入において住宅ローンを利用するのが一般的です。簡易的な事前審査に通れば本審査が行われますが、事前審査を通過しても本審査で落ちることもあるので、本審査が終わるまでは気が抜けません。

工事請負契約を結んで着工しよう

注文住宅の希望や間取りなどイメージが明白になれば、ハウスメーカーや建築会社と建築工事請負契約を結んで注文住宅の着工となります。着工のスタートは、ほとんどが地鎮祭です。

竣工検査をして引き渡しで完了!

建物が完成すると、引渡し前に施主検査が行われます。住宅に不備や不具合がないか検査する重要な工程です。問題がなく安全性が担保されれば、引き渡しとなります。

注文住宅の相場

住宅金融支援機構が「フラット35利用者調査」を行ったところ、2020年度の平均が次のようになっています。

・坪単価平均:93万9787円
・住宅面積平均:37.6坪
・建築費用の平均:3,533万6千円

あくまで相場ですが、注文住宅の目安費用として参考にできます。
ただし、坪単価や住宅費用はエリアごとの変動があることも、忘れてはいけないポイントです。
注文住宅を建てたいエリアで展開している、ハウスメーカーや不動産会社の情報もチェックしておきましょう。

住宅を注文する際のポイント

注文住宅を建てるにあたり、全体的な流れや工程はイメージできても、実際に細かなことを決めていくとなれば難しいものです。イメージした家づくりが設計可能なのか、プランはどのように練っていくのかなど、事前にリサーチしておきましょう。

住宅注文のカタログやモデルハウスをチェック!

まずは、ハウスメーカーや不動産会社のカタログ請求からスタートします。カタログでは外観や内装のデザイン、住宅性能などハウスメーカーの情報が満載です。家づくりの具体的なイメージが整っていない人も、住宅への希望を明確にできます。

モデルハウスや住宅展示場へ見学に行くと、実際に入居した時の暮らしや雰囲気を体験できます。質問や疑問も担当者にすぐ確認できるため、より効率的な情報収集が可能です。

耐震性や、断熱性を確認しよう

地震大国・日本だからこそ、住宅の耐震性は優先したいポイントです。住宅には3段階に分けられた耐震等級があります。1段階は、建築基準法により定められた必要最低限の耐震性能です。等級は高いほうがよく、さらにハウスメーカーそれぞれが掲げる対策や技術も必ずチェックしましょう。

また、耐熱性は暮らしの快適性に関わります。例えば、高気密高断熱を取り入れた注文住宅は、夏や冬の影響を緩和します。空調の稼働時間も減らせるので省エネにもなるのです。

間取りや設備をチェックしよう

間取りは家族構成を軸に検討しますが、動線や収納スペースも重要です。入居してから不便なポイントに気づくという事態は避けたいところ。間取りや設備を決定する段階で、新居での暮らしを具体的にイメージしましょう。

浴室暖房乾燥機や食洗器といった機能も、生活の利便性を高めます。導入することもメリット・デメリットを確認してください。

住宅を注文する前にお金のプロに相談しよう

住宅の購入は、決して安くない資金を動かします。不安や心配が募るのも当然のことです。注文住宅は、家族だけで考えて悩んでも解決策を導き出すのは難しいでしょう。

お金のプロであるファイナンシャルプランナーは、専門知識と経験からアドバイスをしてくれる心強い存在です。税制や住宅ローン、不動産など多角的な面で頼れるだけでなく、相談費用は無料。不明な点や疑問、不安なことも気軽に相談してみましょう。

まとめ

注文住宅は、間取りの決定や土地探しなどゼロからのスタートです。建売住宅や分譲住宅を購入するよりも手間や労力、コストがかかります。

一方で、家づくりでの失敗リスクは限りなく抑えたいところ。家族だけでなくハウスメーカーの担当者とも、コミュニケーションをとってよく話し合いましょう。

第三者からのアドバイスや視点を得たいなら、不動産や住宅ローンの専門知識も豊富なファイナンシャルプランナーへ相談することをおすすめします。

新居でのライフスタイルを具体的にイメージして、できる限り理想を反映したマイホームへ近づけてくださいね。

徳本 友一郎

所属会社:
株式会社スタイルシステム
所属会社のWEBSITE:
http://www.style-system.net
保有資格:
CFP(日本FP協会認定)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、 宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー
著書:
初めての不動産購入で失敗しない17のチェックポイント

営業電は0!住宅購入のプロに相談しよう

×

ページの一番上へ