不動産市況DI調査
全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)と不動産総合研究所は10月25日、「不動産価格と不動産取引に関する調査報告書」をまとめて「不動産市況DI調査」を公表しました。全宅連のモニターを対象に10月1日時点と3ヶ月後の市況見通しに関する意識調査です。10月は3か月前の比較での感触値となります。
それによれば、土地価格動向を全国ベースで見ると、現状は「横ばいである」(57.6%)が最も多く、「やや上昇している」(23.4%)が続きました。「やや下落している」(15.2%)と「大きく下落している」(1.6%)は少数派でした。24年1月時点の予測値でも「横ばいである」(62.0%)が最多となりましたが、「やや上昇している」(15.8%)の割合が縮小し、「やや下落している」(19.6%)が拡大しています。
取引件数の多い関東圏を見ていくと、中古戸建て住宅の取引価格は3ヶ月後の予測値として「横ばいである」(62.7%)が6.9ポイント拡大し、取引件数の予測値でも「横ばいである」(62.7%)が10.8ポイント拡大しています。
中古マンションの取引価格でも、3ヶ月後は「横ばいである」(61.7%)が10月時点より12.8ポイント拡大して最多を占めています。取引件数も同様に3.4ポイント拡大して「横ばいである」(63.0%)との観測が最も多いです。
ただ、新築マンションの取引価格は、10月時点で「やや上昇している」(46.3%)が「横ばいである」(41.5%)よりも多いですが、3ヶ月後の予測値では「やや上昇している」(35.9%)が10ポイント以上も縮小し、「横ばいである」(56.4%)が15ポイント近く拡大しました。取引件数では「横ばいである」が10月時点も3ヶ月後も最多となっています。
居住用賃貸住宅の賃料動向を見ると、関東圏でも予測値は「横ばいである」(75%)との見方が3.3ポイント拡大しました。成約件数の予測値は「横ばいである」(69.2%)が6.9ポイント拡大しました。
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皆の笑顔に我が笑顔あり
徳本 友一郎
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- CFP(日本FP協会認定)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、 宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー
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- 初めての不動産購入で失敗しない17のチェックポイント
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