22年度首都圏住宅流通市場と首都圏1~3月期の中古住宅の取引動向
東日本不動産流通機構(レインズ)は4月18日、首都圏の住宅取引について2022年度の市場動向をまとめました。
それによれば、中古マンションは成約件数が2年ぶりに前年度を下回り、7年ぶりに3万5000件台となりました。成約価格は10年連続で上昇し、4300万円台。5000万円以上の各価格帯で成約件数が増加し、成約全体に占める比率も拡大しました。1平米当たり単価でも10年連続で上昇して68万円と10年間で78.5%上がりました。
中古戸建て住宅の成約件数も5年ぶりに前年度を下回り、3年ぶりの1万3000件台となりました。成約価格は4年連続で上がり3800万円台でした。7000万円以上の各価格帯で成約件数が増えており、3000万円以上の各価格帯で成約件数全体に占める比率が拡大しました。土地面積・建物面積とも2年ぶりに拡大しました。
新築の戸建て住宅でも、成約件数が4368件(前年度比5.0%減)と2年続けて減少しました。埼玉県と千葉県を除くエリアが前年度の成約件数を下回りました。成約価格は4133万円(同3.9%上昇)と4年連続で上昇し、すべてのエリアで上がりました。
土地(100~200平米)の成約状況は4485件と前年度比で約2割落ち込み、2年連続で前年度を下回りました。半面、成約価格は3467万円(同14.3%上昇)と2年連続で上がりました。
東日本不動産流通機構(レインズ)は4月18日、首都圏1~3月期の中古住宅の取引動向を発表しました。それによれば、マンションの成約件数は9263件(前年同期比0.5%減)となり、成約価格は4366万円(同7.7%上昇)でした。成約件数は7期連続で1年前の同じ時期の水準を下回りました。一方、成約価格は42期連続で前年同期を上回りました。
地域別に見ると、東京23区と横浜市・川崎市以外の地域で成約件数が減り、いずれも5四半期連続で前年同期を下回りました。
戸建て住宅は、成約件数が3189件(前年同期比9.0%減)となり、7期連続で減少しました。成約価格は3871万円(同5.2%上昇)となり、11期連続で上がりました。成約件数は全地域で減少し、成約価格は全地域で上昇しました。土地面積は前年同期比で3.3%拡大しました。
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徳本 友一郎
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