主要都市圏中古木造一戸建て住宅平均価格月別推移・3月

不動産ニュース
23.06.10

東京カンテイはこのほど、「主要都市圏中古木造一戸建て住宅平均価格月別推移・3月」を発表しました。それによると、首都圏の平均価格は、3849万円（前月比0.4％増）で反転上昇しました。
都県別では東京都が5688万円（同5.3％減）で2ヶ月連続の下落となりました。東京23区は1憶162万円（同7.3％減）と反転下落。都下は4027万円（同3.5％減）で2ヶ月連続の下落でした。
一方、神奈川県は4300万円（同3.5％増）で2ヶ月連続の上昇。千葉県も2801万円（同1.4％増）で同じく2ヶ月連続の上昇となりました。埼玉県は2951万円（同3.4％増）で上昇に転じました。価格の下落が続く東京都に対し、周辺3県は軒並み上昇しました。
同社では、「資材価格の影響で価格上昇が続く新築戸建てとは異なり、中古戸建ては最も価格の高い東京都で天井に達し、価格調整に入ったとみられる」と分析しています。

近畿圏（2府4県）の平均価格は2707万円（同7.7％減）で、大きく反転下落しました。
主要府県で見ると、大阪府は3030万円（同6.0％減）で2ヶ月連続の下落でした。大阪市は5349万円（同24.5％減）と大きく反転下落しました。ただ、同社によると、前年同月比では13.3％増であり、前月の反動と考えられるといいます。
兵庫県も2652万円（同9.3％減）で、同じく2ヶ月連続で下落しました。京都府は3323万円（同5.5％減）で、再び下落に転じました。近畿圏は全府県で価格が前月比5％以上の下落となり、全体でも下落に転じました。
中部圏（4県）の平均価格は2479万円（同1.5％減）で反転下落しました。前年同月比では0.4％減となっています。愛知県の平均価格は3132万円（同0.5％増）で2ヶ月連続の上昇でした。
なお、宮城県の平均価格は2609万円（同0.1％減）でした。3ヶ月連続の下落ですが、下落幅は徐々に縮小しています。前年同月比では4.7％増でした。
福岡県の平均価格は2549万円（同1.0％増）で3ヶ月連続の上昇となりました。前年同月比では12.3％増で、二桁の上昇でした。