10月の首都圏の中古住宅流通動向

不動産ニュース
23.02.18

東日本不動産流通機構(レインズ）は11月10日、首都圏の中古住宅流通動向を発表しました。それによれば、直近10月の中古マンションの成約件数は3072件（前年同月比10.7％減）となり、3ヶ月連続で前年同月を下回りました。
成約価格は4395万円（同14.7％上昇）となり、29ヶ月連続で上がりました。
在庫件数は4万300件（同14.4％増）、と9ヶ月連続で前年同月を上回り、前月比でも2.6％増えました。在庫が積みあがり傾向です。
エリア別に成約件数を見ると、東京都は1366件（前年同月比3.1％減）となり、多摩も286件（同19.4％減）と二桁の落ち込みでした。横浜・川崎市は510件（同11.5％減）、神奈川県他も199件（同21.3％減）と共に大幅な減少でした。埼玉県は332件（同19.8％減）、千葉県も379件（同12.3％減）でした。
価格はすべてのエリアで上昇しています。依然として強含みです。1平米当たり単価ベースで見ると、東京23区が14.0％上昇、球が13.8％上昇で共に二桁の上昇幅でした。

中古戸建て住宅の成約件数は、1212件（前年同月比10.7％減）と3ヶ月連続で1年前の同じ月の水準を下回りました。一方、制や各価格は3728万円（同4.4％上昇）と24ヶ月連続で上がりました。
在庫数は1万4120件（同6.2％増）となり、前月比でも2.8％増加しました。
エリア別に成約件数を見ると、東京23区は205件（前年同月比10.1％減）と二桁減りました。多摩は168件（同9.2％減）となりました。いずれも10ヶ月連続で前年同月を下回りました。横浜・川崎市は157件（同11.3％減）と弱含み、神奈川県他では162件（同16.5％増）で大幅に増えました。埼玉県は259件（同7.5％減）と10ヶ月連続で下落。千葉県は261件（同13.0％増）と二桁上昇、3ヶ月ぶりに上回りました。
エリア別に成約価格を見ると、横浜・川崎市を除いて上昇しています。多摩（同13.5％上昇）と神奈川県他（同11.1％上昇）が二桁の上げ幅を見せました。